【CAのここだけの話♪】〈中国“あるある”〉知ってトクする会話や観光の秘訣

 
松井香保さん

 SankeiBizの読者の皆さんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第14回は、中国の航空会社で日本人CAとして乗務4年目の松井香保がお送り致します。

 最近では、中国に出張に行かれるなど、中国と関わりのあるお仕事をされている日本人の方は昔と比べて大分多いのではないでしょうか?

 そういった方々に、今回は4年間中国国営企業で仕事をしてきた日本人の私が、色々と中国“あるある”をご紹介していきたいと思います!

 実際に機内でも、沢山の日本人のお客さまがご搭乗なさっています。多い時には7~8割が日本人のお客さまということも!

 中国国内には、日本企業がたくさん進出しているということですね。実際に、テレビでのコマーシャルや、中国の街中や身近な所で、日本の会社名をたくさん見かけます。

 また、働き始めた頃、中国人クルー達がすらすらとたくさんの日本企業の名前を挙げ、「中国でも日本企業はとっても有名だよ!」と言われて、驚きと同時にとてもうれしい気持ちになったのを今でも覚えています。

▽コミュニケーションツールは筆談がおすすめ

 現地で通訳の方が同行することもあるかと思いますが、ご自身で中国の方とコミュニケーションを取りたいと思っている方もいらっしゃるのでは?

 そんなときは、「筆談」がおすすめ!

 同じ漢字でも現地の方々は中国語読みをされるので、耳で聞くとちんぷんかんぷんということが多々あると思います。しかし、日本と中国では漢字という共通の文字を使用するので、文字に表すことでだいたい意味が通じます。

 しかし、筆談しても通じない例外もあります。例えばビジネス相手の名刺に「経理」と書いてあったら、皆さん経理部の方だと思いませんか?

 しかし、それは間違いなんです。実は中国で経理とは社長を意味します。その名刺を渡されているその方ご自身が会社の代表なので、皆さんお気をつけください。

▽常温の飲み物

 中国では、大体飲み物は常温で出てきます。

 機内ではお客様のために冷たいビールや他のお飲み物も冷たい状態で提供できるようにご用意しています。

 しかし、現地の飲食店などではなかなか冷たいビールなどがないことも。

 そんな時は、「有没有冰的●(=口へんに卑)酒?(you mei you bin de piqiu?/冷たいビールはありますか?)」と一度聞いてみてください。実は冷蔵庫に用意されている、なんてこともあるかもしれません。

 「なぜ冷たい飲み物が置いてないんだ?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

 それは、実は中国人の健康に対する日本人との意識の違いからなんです。

 中国では、昔から冷たい飲み物は、「身体を冷やし身体に良くない!」という考え方が浸透しており、特に女性やお年寄りなどはそ考え方が顕著です。

 中国に詳しい方はご存知かと思いますが、機内でもマイボトルを持っている中国人のご年配の方などは沢山いらっしゃいますよね。あの水筒の中には、お湯、ご自身こだわりのお茶っ葉を入れたお茶、ご自身で調合された漢方茶(!)などが入っています。

 仕事をしていて、中国人の冷たい飲み物は飲まないという健康への意識はとても高いと常々感じています。

 また、私が仕事中に氷入りの飲み物やアイスクリームを食べようとすると、中国人クルーからとてもびっくりされ、「女性は身体を冷やしてはいけないよ~!」と止められたこともあるほどです。

▽ポケットティッシュとウェットティッシュは必需品

 中国の街中のお手洗いでは、お化粧室の中にトイレットペーパーがないこともしばしば。

 そのため、街中に繰り出す際にはポケットティッシュは必需品です!

 また、街中の飲食店では日本の飲食店とは違い、ほぼ100%と言っていいほどおしぼりは出てきません。

 私は食事をする前に手を清潔な状態にし、お箸なども拭きたいと思ってしまうタイプなので、ウェットティッシュはとても役立ちますよ。

▽ペットボトルなどがなかなか開かない

 日本のもの比べると、個体差はありますが中国のペットボトルはとても固く閉められています。

 最初はいつもの力加減で開けようとキャップを回そうとしてもびくともせず、なんだか私握力弱くなった?と自分自身のせいにしていましたが、違いました(笑)。

 また、お菓子やヨーグルトなども、なかなか開け方が分からずに「どこから開けるの?」と頭がはてなでいっぱいになることも。

 そんなときは落ち着いて、開け口を探すのではなく(中国では開け口の指示があまり書いてないです)、はさみなどで開封するとが一番の早道だと思います。

▽中国のネット規制

 ご存知の方も多いと思いますが、中国ではネット規制により普段日本で使えているサービスが、中国では使えないというものが沢山あります。

 グーグル、LINE、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどなど。

 一部外資の五つ星ホテルなどでは、規制されていないネットワーク環境などもあるようですが、それ以外ほとんどの場所でネット規制がかかっているんじゃないでしょうか。

 私は月の半分ほど中国に滞在しているので、携帯にVPNをインストールして使っています。中国へ短期出張の方などは、VPN付きポケットWi-Fiなどを借りてこられると、日本と変わらないネット環境で使えるのでおすすめです。

 また、“ここだけの話”、中国人は本当に日本の製品が大好き! 機内ではお客さまやクルーから、使っている日本のお化粧品やおすすめの日本製品をいつも聞かれます。

 そのことより、取引先の中国人の方などには、日本らしいお土産、お菓子などを持っていかれるととっても喜んでもらえるかと思います。

【プロフィル】松井香保

 まつい・かほ 大手金融機関でファイナンシャルプランナーとして仕事をした後、兄弟が中国に住んでいたことより中国に興味を持ち中国資本の航空会社に転職し、今は4年目。

 このコーナーはエアソルに登録している外資系CAが持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。内容は随時更新します。エアソルはPR、商品開発、通訳、現地リサーチ、ライター業務等、現役CAの特性を活かせるお仕事を副業としてご紹介しています。

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