【CAのここだけの話♪】〈時差ボケに勝つ〉とっておきの「快眠法」伝授します!

 
奥野紗織さん

 Sankei Bizの読者の皆さんにだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第20回は香港系航空会社に日本人CAとして乗務4年目の奥野紗織がお送りします。

▽私も昼夜逆転生活で試行錯誤しました…

 「体はとても疲れてるはずなのに、なかなか眠れない…」

 海外出張などの際にこのような悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。特に日頃お忙しい日々を送っていらっしゃるビジネスマンの方々…お察しします。お疲れ様です。 

 私はロンドンと香港を往復しているキャビンアテンダントです。その時差は8時間(夏は7時間)。実際に乗務してる時間は約13時間で、その間は少し仮眠をとることが出来ますが、ほぼ昼夜逆転生活となっており、体が追いつかない時もあります。 

 周りから「どうやって体調管理しているの?」「時差ボケ大変じゃない?」…と心配の声をかけていただきます。はい、もともとかなり寝付きが良い私でも時差ボケとの戦いに悩まされた時期もありました。

 しかし、いろいろと試行錯誤しているうちに自分の体や睡眠の傾向を知り、何が快眠のために効くのか、どのようなことをしたらリラックスして深い眠りにつけるのかが分かるようになってきたように思います。私なりの方法ですので皆様のお役に立つか分かりませんが、ここでご紹介させていただきたいと思います。

 

▽私のオススメ、時差ボケにも負けない快眠法 

 それでは、私なりの“機内&現地でできる時差ボケ解消法”を紹介させていただきます。 

 まず、「機内でできること」からです。

 (1)機内の中にいる段階から現地時間に合わせたサイクルで行動すると、体が早く慣れてくれるので現地に着いてもそこまで疲れを感じずにすみます。 

 (2)「樹液シート」。ご存知でしょうか? 東洋医学で伝わる樹液(木酢液・竹酢液)の発汗作用により足裏から毒素や老廃物を排出する目的で作られたシートのことです。私はこのシートをフライト後、足裏に貼ってから寝ます。心なしかよく眠れ、体がスッキリするので今では旅行する際手放せないアイテムの1つになりました。笑 おすすめです! 

 (3)ホットアイマスク。これもまた移動の時には欠かせないアイテムの1つです。着けてからしばらくするとホカホカ温かくなってきて、蒸気がじんわり目元を温めてくれる優れものです。持続時間は10~15分程なのですが、気持ち良過ぎて寝てしまうので結局ずっと着けっ放しのまま数時間過ぎてしまうことも多々(笑)。機内にも持ち込めるので、休憩の時に目元に着けてリラックスしています。 

 次に、「現地でできること」をみてみましょう。

 太陽が昇れば起床し、沈めば寝る…このサイクルが大事だと先輩が以前言っているのを聞き、実践しています。私にはこれが合うようです。

 どうしても眠くなったら30分~1時間昼寝すると楽になります。ここで寝過ぎてしまうと現地時間に合わせる事は難しくなってしまうので、寝過ぎには要注意です! 

 (1)お風呂に入る。寝る前に身体の血の巡りを良くすると、体が温まり良く眠れます。 

 (2)少し運動してみる(多少息が上がる程度に)。体を疲れされると寝つきが良くなります。 

 また、上に挙げた「機内でもできること」は現地でお休みになられている間にもできる事ですので、是非トライして見てください。▽時差ボケに悩まされる人とそうでない人 

 それぞれ体質や体力の違いによって時差ボケの症状に軽い重いがあるのは当たり前ですが、基本的に日頃からあまり良く眠れていない、もしくは睡眠の質が良くない方には特に重い症状として出やすいようです。 

 ふだんの生活の中で何ができるのか、また私が心掛けている事をご紹介させていただきます。 

 それでは、「日常生活の中で心掛けたいこと」から。

 香港に仕事で行き来するようになってから、周りのクルーやカルチャーの影響もあり、体を温めることの大切さを感じるようになりました。漢方、ナツメ・クコの実・生姜などなど、沢山の健康的なお茶や食べ物を積極的に食べることにより体の調子を整えましょう!

 どんなお仕事であっても体が資本ですので、日頃の些細な心がけが大切です。女性に限らず、男性も体を冷やしてしまわないように心がけてみてください。

 

 「寝る練習」をする事も大切だと思います。きっと寝る間も惜しんでお仕事をしなければならなかったり、「そんな時間なんかないよ!」という方もいらっしゃるかと思います。

 しかし、どんなに短くても、自分の体に合う快眠パターンを知り、良質な睡眠をとるためにできることを実践して「練習」することが大切だと思います。実際、短くても質の良い睡眠が取れている方は脳の働きが良いとの研究結果があります。仕事のパフォーマンスは睡眠の質で決まる、といっても過言ではないようです。 

 また、普段から意識したいのは、たとえよく寝られなかったとしてもストレスに感じ過ぎないことです。辛いししんどいけれど、「そういう時もあるさ!」と重く受け止め過ぎないことも、自律神経のコントロールに必要なことのようです。 

▽自分なりのやり方もあればぜひ

 いかがでしょうか? できるだけ薬に頼らず、自然な方法で睡眠を改善できたら良いですよね。きっと普段から様々なところに行かれている皆さまの中にも、「こういうやり方もある」「自分にはやっぱりこれだ」という方法があると思います。

 今回は私なりの「やっぱりこれだ」を紹介させていただきましたが、あくまで私個人の感想や意見ですので、ご了承くださいませ!(笑)。ですが、睡眠や時差に苦しんでいる方がいらっしゃいましたら、良い質の睡眠の為に是非取り入れてみてください。

 ご一読ありがとうございました。是非いつか機内でお会いしましょう!

【プロフィル】奥野紗織

 おくの・さおり 東京都出身。約11年前イギリスに移住。幼少期から続けていたバレエをさらに続けたいと願い、バレエ学校に入学。卒業後、イギリスのツアーバレエ団に入団。もっと様々な世界を見てみたい、知りたいという思いがあり、香港系のエアライン(ロンドンベース)に転職。現在はエコノミー・ビジネスクラスを担当。

 このコーナーはエアソルに登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。内容は随時更新します。エアソルはPR、商品開発、通訳、現地リサーチ、ライター業務等、現役CAの特性を活かせるお仕事を副業としてご紹介しています。

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