【試乗インプレ】“オラオラ系”ミニバンも怯む存在感 キャデラック「XT5」(後編) (3/3ページ)

  • 大きなグリルと縦長のヘッドランプがキャデラックのアイコンだ
  • こんなにカッコいいSUV、日本にあります?(対抗できるのはマツダくらいか…)中央に走る縦のプレスラインがボディに艶と陰影を与える
  • 開放的なXT5のインテリア
  • 上品で美しいXT5の運転席周り
  • ジョイスティック電子制御シフター
  • オフィス街でも様になる洗練されたエクステリア
  • プレスラインが美しいXT5
  • キャデラックの「XT5」
  • ボンネット先端やルーフ後端など、キャデラックの中ではとくに丸みを帯びている印象だ
  • キャデラックの「XT5」。中央に走る縦のプレスラインがボディに艶と陰影を与える
  • キャデラックの「XT5」
  • テールゲートをオープン
  • スマホを繋ぎ、アップルの「カープレイ」でナビを起動
  • 開放感のある大型サンルーフ
  • エアコンの操作スイッチ
  • パワーウインドーやドアミラーの操作スイッチ
  • お洒落なインナードアハンドル。茶色いパーツはカーボン素材
  • 高い居住性を誇るインテリア
  • 後部座席も広々としている
  • エンジンスタートボタン
  • オーバーヘッドコンソール。サンルーフの操作もこちらで可能
  • インパネ部分を覆うスエード素材
  • 電子制御シフターを採用したことで、センターコンソールの下に収納スペースを作り出した
  • センターコンソールの収納ボックスと、置くだけで充電できるスマホホルダー
  • レザー、アルミニウム、スエード、カーボンの共演
  • 後席のエアコン操作スイッチ
  • 大容量のカーゴスペース
  • 大容量のカーゴスペースと、荷物を固定するアジャスタブル・カーゴフェンス
  • 4:2:4の分割可倒式リヤシートを倒せば、積載量が大幅アップ
  • 床下の収納スペース
  • XT5のインテリア
  • 開放的な大型サンルーフ
  • 縦に長い独特のヘッドランプ
  • 直線のラインが力強さを生む
  • バンパーとマフラー
  • リヤコンビランプの中にキャデラックのエンブレムを発見
  • 闇夜に鮮やかに浮かび上がる縦長のテールランプ
  • 夜間に光を発するドアハンドル
  • 曲線を描くルーフライン
  • タイヤサイズは235/55R20
  • このエアコン吹き出し口のデザインとインパネの角度が個人的に好み
  • フロアカーペットのエンブレム
  • 夜になると光が浮かび上がるサイドシルプレート
  • セミアニリンレザーシート
  • 後部座席のアームレスト
  • 右側にワイパーの操作レバー
  • 左側にインジケーター
  • ハンドルスポークに配置したレーン逸脱警報器やステアリングヒーターのスイッチ
  • グローブボックス
  • キャデラックの「XT5」
  • 奥多摩湖の峰谷橋
  • キャデラックの「XT5」と麦山橋
  • 奥多摩湖とキャデラックの「XT5」


 左ハンドルは“個性”

 運転中に気になったのは、やはり幅広なボディだ。サンケイビルの地下駐車場では、入口のゲートで車体側面を擦らないかと冷や冷や。サイドミラーを畳まないとまず通過不可能で、駐車場の管理人が慌てて様子を確認しに来たほどだ。道中では3車線の真ん中で大型車両に挟まれるたびに緊張。XT5よりはるかに車体の大きいトラックやダンプカーを日本の狭い道で安全に走らせるドライバーの運転技術には舌を巻くばかりだ。

 左ハンドルであるが故の不便さはある。左側に発券機のない駐車場などはもちろん、停車中のバスやトラックを右側から追い抜くときは全く対向車線が見えない。日本市場において右ハンドルの導入を求める声があることは、GM日本法人も重々承知している。彼らの見解を直接聞いてみた。

 「(右ハンドル導入は)米国本社とのやりとりの中でも必ず議題に挙がる案件です。昨年キャデラックは35万台強を生産していますが、その中で1%にも満たない1000台未満の日本や、もっとマーケットが小さいイギリス、オーストラリアの為に右ハンドルを生産する体制を整えることが、現状難しいというのが実情です。しかしながら本社は私達のリクエストを認識しており、今後も右ハンドルの生産に向け努力をしていきます」(GMジャパン広報部)

 右ハンドルの導入を誰よりも願っているのは、クルマを売る立場にあるGM日本法人なのだ。

 個人的には、数あるSUVの中から「それでも左ハンドルのキャデラックが欲しい」という人が買えばいいと思っている。一人のファンとしてはまさに「痘痕もえくぼ」。これもキャデラックの個性なのだ。

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主なスペック(試乗車) キャデラック・XT5 (プラチナム)

全長×全幅×全高:4825×1915×1700ミリ

ホイールベース:2860ミリ

車両重量:1990キロ

エンジン:V型6気筒DOHC

総排気量:3.6リットル

最高出力:231kW(314ps)/6700rpm

最大トルク:368Nm(37.5kgm)/5000rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:全輪駆動(AWD)

タイヤサイズ:235/55R20

定員:5名

燃料タンク容量:82リットル

ステアリング:左

車両本体価格:754万9200円(税込)