五輪レスリング 川井梨紗子が金メダル 女子63キロ級

2016.8.19 07:09

 リオデジャネイロ五輪は大会第14日の18日、カリオカアリーナでレスリング女子63キロ級を行い、川井梨紗子(至学館大)は決勝でマリア・ママシュク(ベラルーシ)に6-0で勝利し、金メダルを獲得した。今大会の女子レスリングで日本勢が獲得した金メダルは計4個となった。

 川井は第1ピリオド、バックを取って2点を先取。第2ピリオドに入っても積極的に攻め続けて4点を追加し、勝利を決定づけた。(五輪速報班)

 感謝の気持ち…監督を2度投げ飛ばす

 リオデジャネイロ五輪レスリング女子63キロ級で金メダルに輝いた川井梨紗子(至学館大)は試合直後、祝福に駆け寄った栄和人・同大レスリング部監督を2度投げ飛ばし、感謝の気持ちを表現。その後のインタビューで「(勝ったら)『投げさせてください』と決勝前に言っていて、それができたので良かった」と話した。一問一答は次の通り。

 --どんな気持ちで試合に臨んだか

 「世界選手権(2015年、準優勝)では決勝に上がれたことがうれしくて、ちょっと舞い上がっちゃった部分がある。その雪辱はこういう大きい舞台でないと晴らせないと思ったので『絶対勝つ』っていう気持ちで。前日、(出場した日本人選手)3人がみんな金メダルを取って、そのメダルを見て『自分も欲しいな』と思ったので。…質問忘れちゃった。何でしたっけ(笑い)」

 --どんな気持ちでマットに上がったか

 「絶対に金メダルを持って帰るという気持ちで上がりました」

 --ずっと攻めていた

 「それが自分が教えてもらったレスリングです」

 --栄氏の投げっぷりは見事だった

 「監督に『投げさせてください』と決勝前に言っていて、それができたので良かったです」

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