IAEA、天野之弥事務局長を再任へ 9月の年次総会で3選

 

 国際原子力機関(IAEA)は8日、定例理事会の3日目の会合を開いた。12月に新たに就任するトップの事務局長として、8日に現在2期目の天野之弥氏を任命する可能性が高い。任命されれば、9月の年次総会で3選が正式決定する。

 天野氏はイランと欧米など6カ国の核合意で、イランによる核開発制限の検証に取り組んだ。また、原子力の平和利用の分野でジカ熱の感染拡大防止やがん治療などの加盟国への技術移転を進め、先進国から発展途上国まで幅広い支持を得た。

 東京電力福島第1原発事故では、被災地の除染や廃炉作業など復興を支援。事故を総括する最終報告書をまとめ、教訓を生かした原発の安全強化にも積極的に取り組んだ。

 事務局長選への立候補は昨年末に締め切られ、天野氏以外に届け出がなかった。(共同)