【東京市場の注目銘柄】(28日)日本板硝子 3.5%安

提供:ブルームバーグ

 ≪最終利益の一転減少予想を嫌気≫

 ■日本板硝子(5202) 前日比3.5%安の996円。2018年3月期の最終利益予想を80億円から10億円に下方修正、前期比43%増から一転、82%減の見通しとなる。米税制改革法成立に伴う法人税率引き下げを受け、繰延税金資産を約100億円取り崩し法人所得税に計上した。メリルリンチ日本証券は、キャッシュフローや中期業績には中立だが、短期的に同期のEPS(1株利益)予想がマイナスになったことが株価の重しになるリスクはゼロではないと指摘した。

 ■任天堂(7974) 2.1%安の4万1100円。外部のソフトメーカーに対し、人気ゲーム機「スイッチ」用ゲームカードの64ギガバイト版の投入が18年後半から19年にずれ込むと伝えたと米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が報じ、嫌気された。

 ■協和発酵キリン(4151) 1.2%高の2182円。野村証券は18年に遺伝性低リン血症治療薬「KRN23」の欧米発売を想定したほか、20年の腎臓病治療薬「RTA402」、21年の自己免疫疾患治療薬「KHK4083」発売を織り込み、中長期業績予想を上げた。目標株価は2700円から3000円に見直した。

 ■日本水産(1332) 3.4%安の591円。SMBC日興証券は、水産の漁獲不振や北米で原料高と売り上げ低迷を考慮し、今期以降の営業利益予想を下げた。目標株価は980円から860円に修正。

 ■横河ブリッジホールディングス(5911) 5%高の2667円。いちよし経済研究所はレーティング「A(買い)」、フェアバリュー(適正株価)3800円で調査開始。鋼橋梁(きょうりょう)分野でもNEXCO(高速道路会社)の発注条件が改善、条件改善後の工事の竣工に際して、同社など関連企業に採算性改善局面が到来と指摘した。

 【防衛関連銘柄】 防衛機器を製造する石川製作所(6208)が9%高の3700円、火器メーカーの豊和工業(6203)が5.4%高の1830円、防毒・防塵マスクの重松製作所(7980)が5.2%高の1130円など。北朝鮮が人工衛星かミサイルの発射準備を進めている可能性があると情報筋の話を基にCNNが報じたことを受けて、買われた。

 ■三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 2.23%安の816.9円。傘下の三菱東京UFJ銀行によるインドネシアのダナモン銀行への出資について、SMBC日興証券は、短期的には自社株買い拡大など、株主還元強化の制約要因になるとした。

 ■ミクシィ(2121) 4.5%安の5100円。18年3月期の最終利益予想を480億円から402億円に下方修正。連結子会社フンザが運営するチケット売買サイト「チケットキャンプ」のサービス提供を18年5月末で終了するためのれん償却費と固定資産の減損損失で約77億円を特別損失計上する。

 ■ナガイレーベン(7447) 6.1%高の2839円。9~11月期(第1四半期)営業利益は前年同期比11%増の8億100万円。円安や人件費増に伴う加工賃上昇による原価の高騰があったが、増収で補った。(ブルームバーグ)