鉄鉱石、今年50ドルに下落 GS予想 中国生産ピーク到達の可能性

提供:ブルームバーグ
採掘された鉄鉱石を搬送するヴァーレの大型トラック=ブラジル南東部ミナスジェライス州(ブルームバーグ)

 米ゴールドマン・サックスは2018年の鉄鉱石価格が1トン=50ドルに下落するとみている。ブラジルの新規鉱山を含め世界の供給が拡大すると同時に、中国の鉄鋼生産がピークに達する可能性があるためだ。

 同社の見通しによれば、鉄鉱石は3カ月以内に60ドル、半年以内に55ドル、1年以内に50ドルに値下がりする可能性がある。鉄鉱石価格は17年は年間ベースで下落しており、予想通りなら2年連続の値下がりとなる。メタル・ブレティンによれば、指標となる鉄分62%の鉄鉱石の価格は1ドライトン=67.76ドル。

 アナリストのホイ・シャン氏はブラジルのヴァーレの大型新鉱山「S11D」プロジェクトを引き合いに出し、価格下落予想について「主な理由は、中国の鉄鋼生産がピークに達しつつあり今後減少するとみられる一方、S11Dの増産で鉄鉱石供給は依然として伸びているためだ」と指摘した。(ブルームバーグ Jasmine Ng)