新興市場とユーロ相場選好 GS分析「米国ファースト」とは一線

提供:ブルームバーグ

 米金融大手ゴールドマン・サックスはリポートで、2018年のトレードで「レイトサイクル・オプティミズム」を今年の7つのトップトレードの根拠となる主なテーマとして挙げた。同社のスタンスは「米国ファースト」から距離を置くものであり、ストラテジストらはリスク資産については新興市場、外国為替市場では商品関連通貨とユーロを選好している。

 これとは対照的に同社の前年のトレードアイデアは、米大統領に当選したトランプ氏が国際貿易を混乱させる可能性をめぐる懸念が特徴的だった。

 同社は、米国の10年国債のショートで米金融当局による今年4回の利上げとタームプレミアムの上昇に備え、利回りが2%に低下する場合にはポジションを解消するよう勧めた。

 一方、ユーロの対円相場は5%余り上昇し、1ユーロ=140円に向かうと予想し、ストップロスの水準は130円に設定した。昨年のユーロ上昇について、政治的なテールリスクの緩和に伴うショートカバーが中心だったと考えており、ユーロ建て資産への資金フローが続くとみている。(ブルームバーグ Luke Kawa)