台湾当局、貿易商を聴取 北朝鮮船への積み荷移転

 

 香港船籍の貨物船「ライトハウス・ウィンモア」が公海上で北朝鮮船に積み荷の石油精製品を移し替えていた問題で、台湾高雄の検察当局は3日、この貨物船が昨年台湾に寄港した際、台湾人の貿易商が申告書に虚偽の記載をしていたとして2日に取り調べたと発表した。

 石油製品を扱う貿易商で、この貨物船をチャーターした企業と関係があるとみられ、貨物船の輸出申告を担当し、関税当局に対し目的地を「香港」と書いたという。

 貿易商は中国籍の男性の仲介で、公海上で石油精製品を渡すよう依頼を受けたが、相手が北朝鮮かどうかは知らなかったと話している。

 韓国政府によると、この貨物船をチャーターしていたのは法人登記を太平洋・マーシャル諸島に置き、台湾を拠点に活動する企業。一部台湾メディアは、貿易商の背後には中国当局の関与があったとの見方を報じている。(共同)