GS、オーバーウエート維持 商品7.5%リターン見通し

提供:ブルームバーグ
メキシコ湾洋上の石油掘削施設(ブルームバーグ)

 米金融大手ゴールドマン・サックスは、2018年は原油や綿花、ガソリン、工業用金属などのコモディティー(市況商品)への投資が、他の金融資産投資に比べて長期で良好なリターンをもたらすとするリポートをまとめた。18年は7.5%の上昇を見込んでいる。

 この中で、基礎資源全般に対する世界的な力強い需要の伸びが買いの根拠を強めていると指摘。12カ月先までの予測でコモディティーに「オーバーウエート(資産配分の比率を高める)」の投資判断を維持した。逆ざやを利用し、毎月末に価格の高い期近物を売り、割安な期先物に乗り換えてエクスポージャー(リスク資産の保有)を維持していく手法が有効だという。

 全てのコモディティーで供給が引き締まり需要が強含むとの兆しを追い風に、ブルームバーグ・コモディティー指数は17年6月後半から12月までに約6%上昇した。ゴールドマンは、株式など将来の成長を織り込む先行的な資産とは異なり、現在の需要が供給の水準を上回ればコモディティーは上昇すると明言する。

 同社によれば、先物の建玉を割高な期近から割安な期先に乗り換える「プラスのロールイールド」で18年は原油で12%のリターンを確保できる。亜鉛以外の他の金属でも逆ざやが発生するとの見方だ。(ブルームバーグ Pratish Narayanan)