カタール株投資に妙味あり 政治混乱、8年ぶり割安水準で幕開け

提供:ブルームバーグ

 政治の混乱に翻弄された2017年のカタール株。18年のスタートは新興国市場と比較して10年初め以来最も割安な水準付近で取引される。

 カタール株はその前の3年間の大半の期間をプラス圏で推移してきたが、カタールと隣国間の政治対立をきっかけに売りを浴び、バリュエーション(株価評価)が急低下した。18年も政治が焦点にとどまるものの、カタール株の一部は現在魅力的な水準で取引されているとアナリストや投資家はみる。

 カタールの首都ドーハに本拠を置くアムウォルのポートフォリオマネジャー、ラミ・ジャマル氏は「カタール株はMSCIやFTSEの新興市場の主要ベンチマークだけでなく、同じ地域のライバルに対しても極端に割安なバリュエーションで取引されている」と指摘。国内民間企業や食品の安全、インフラ投資継続の重要性を強調した最新の予算を踏まえると、「最近の地政学イベントに対して耐性が見られた物流や消費セクターに投資価値がある」と同氏は言う。(ブルームバーグ Filipe Pacheco)