全みなし業者立ち入り検査 仮想通貨流出で金融相方針

 
閣議後、記者の質問に答える麻生財務相=16日午前、首相官邸

 麻生太郎金融担当相は16日、仮想通貨交換業者大手のコインチェックの流出問題を受け、登録申請中の全ての「みなし業者」を立ち入り検査する方針を明らかにした。みなし業者は、既に立ち入り検査を受けているコインチェックを含め16社ある。

 麻生氏は、閣議後の記者会見で「順次、立ち入り検査する」と述べた。既に14日に5社に検査を通告したと明らかにし「適切な顧客保護が確保されるよう取り組んでもらうためだ」と狙いを説明した。

 コインチェックが、流出した仮想通貨「NEM(ネム)」を保有する顧客約26万人に、約460億円を補償すると説明していることに関しては「引き続き検討中と承知している」と話した。

 金融庁は、登録済みの交換業者への検査実施も検討しており、対象は最終的にコインチェックを含め32社に拡大する可能性がある。

 コインチェックは1月26日に不正アクセスを受け、約580億円分のネムが外部に流出した。