【北朝鮮情勢】「北、シリア化学兵器に協力」安保理委調査 核開発資金獲得か
【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮がシリアに対し、化学兵器の製造に使用可能な物資などを輸出していたことが28日までに、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルの調査で分かった。両国は軍事面で協力関係にあるとみられ、シリアのアサド政権は化学兵器やミサイル技術を、北朝鮮は核・ミサイル開発の資金を得た疑いがある。
制裁違反を調べた専門家パネルの報告書(未公表)は、北朝鮮と、シリアの化学兵器の開発に関与する「シリア科学研究調査センター」との間で、2012~17年に40件以上の取引が新たに判明したと指摘。北朝鮮からは、化学兵器製造施設で使われることがある特殊なタイルなどが運搬されたという。
シリアの軍事施設では北朝鮮のミサイル技術者がたびたび目撃されたといい、北朝鮮が技術面でも支援している疑いが強まっている。米紙ニューヨーク・タイムズによると、北朝鮮とシリアは1960年代から空軍の操縦士の訓練などで協力関係があるという。
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