イタリア初のスタバ開店 コーヒー大国での展開注目

 
「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」でコーヒーを入れる従業員=4日、イタリア北部ミラノ(ロイター=共同)

 米コーヒーチェーン大手のスターバックスは7日、イタリア北部ミラノに同国初の店舗をオープンさせた。バール(喫茶店)や自宅でエスプレッソを飲むのが一般的な「コーヒー大国」で、世界展開する同社の商品が受け入れられるのか注目される。

 ミラノの観光名所、大聖堂(ドゥオモ)の近くに開店したのは、コーヒーの入れ方にこだわった高級路線の店舗「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」。2300平方メートルの広さで、焙煎(ばいせん)の様子が見られるほか、酒やピザなども提供する。リザーブ・ロースタリーの出店は米西部シアトル、中国・上海に続き3店目。

 7日は店舗前に行列ができ、客や報道陣でにぎわいを見せた。近くのバールで酒を飲んでいた女性は地元紙に「子供たちが楽しみにしていたので喜んでいる。私も1回ぐらいは行ってみようかと思っている」と話した。

 イタリア人は1日平均3杯以上のコーヒーを消費するとの統計もある。約80カ国で2万8000以上の店舗を展開する同社は年内にさらに複数店舗をミラノにオープンさせる予定という。

 同社の実質的創業者シュルツ名誉会長(65)は若い頃にミラノを訪れた際、バールで職人がエスプレッソを入れる手さばきに感心し、参考にしたことで知られる。イタリア進出に当たり「われわれはコーヒーの入れ方を教えにいくのではない。(同国から)学んだことを見せるために行くのだ」とコメントしている。(ローマ 共同)