なにわ筋線整備に予算、大阪万博も開催準備進む 31年度予算案

 

 政府の平成31年度予算案では、大阪中心部と関西国際空港を結ぶ「なにわ筋線」(約7・4キロ)に対する整備補助費、北陸新幹線の大阪延伸に向けた調査費など関西の交通インフラの発展につながる予算が盛り込まれた。2025年に大阪での開催が決まった国際博覧会(万博)の関連経費なども計上された。

 都市鉄道整備事業費補助として60億円が計上され、新規事業として、なにわ筋線が加わった。割り当てる額は平成30年度末までに決まる。同線の総事業費は3300億円で、2031年の開業を目指す。第三セクターを整備主体として、JR西日本や南海電気鉄道が運行する上下分離式で運営。

 2023年春の開業が予定される北陸新幹線の金沢-敦賀間など、建設中の整備新幹線3区間の整備費として792億円(前年度755億円)を計上。北陸新幹線の大阪延伸にはリニア中央新幹線などの乗り入れも想定される新大阪駅の設計施工法の調査費に12億円を盛り込んだ。

 万博関連では、計画の具体化に向けた調査、分析などの費用に平成30年度第2次補正予算案と合わせ、5億7千万円が盛り込まれた。来年6月に大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の関連経費には前年度の4億円から大幅に増え、257億円が充当された。

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)開業への手続きを定めたIR実施法が今年7月、成立したことを受け、監督機関の「カジノ管理委員会」設置に29億円が手当てされた。関西では大阪府・市や和歌山県がIR誘致を進めている。