米巨大IT企業への規制強化 総務省、「通信の秘密」適用を検討
総務省が設置した有識者会議は21日、米グーグルなどプラットフォーマーと呼ばれる、巨大IT企業の規制に向けた主要論点案をまとめた。電気通信事業法が定める「通信の秘密」の規制の適用を検討することなどを盛り込んだ。大量に収集している個人情報が流出するケースが相次いでいることなどを踏まえ、プライバシー保護の観点から規制の強化に踏み込む。
総務省の有識者会議「プラットフォームサービスに関する研究会」は、昨年10月から巨大IT企業への規制の在り方の議論に着手しており、今春にも報告書をまとめる。総務省は提言を受け2020年にも規制の導入を目指す。
電気通信事業法では、携帯電話や電子メールなどのサービスを提供する事業者が、利用者の同意を得ずに通信内容を把握したり、漏らしたりすることを禁じており、違反すれば罰則が定められている。
ただ、対象は国内に通信拠点やデータセンターを持つ事業者に限られ、国外の拠点を使う海外の巨大IT企業は適用されていない。規制対象になると、電子メールなどの中身を見るのに利用者の同意が必要になる。利用者の通信履歴のデータを収集し、広告などに活用するビジネスの見直しが迫られる可能性がある。
このほか、ネット上の情報の信頼性を担保する電子署名などのサービスの仕組みづくりや、オンライン上の「フェイク(偽)ニュース」の対応策などの検討を進めることなども盛り込まれた。
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■プラットフォームサービスに関する主な論点
・国内外にかかわらず、利用者情報および通信の秘密・プライバシーの保護にかかわる規 律を適用。法整備を視野に検討する
・国外の事業者には、域内に代理人を設置する仕組みなどを創設
・データの信頼性を確保する仕組みを協議する作業部会を新設
・フェイクニュースへの対応を検討する
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