中国、米制裁をWTO提訴 「首脳会談の合意背く」

 

 【北京=西見由章】中国商務省は2日、報道官談話を発表し、トランプ米政権が1日に発動した約1120億ドル(約12兆円)分の中国産品への第4弾の制裁関税をめぐり、世界貿易機関(WTO)への提訴を決めたことを明らかにした。

 報道官談話では、「米国は1日、3000億ドル分の輸入品の一部に15%の追加関税を正式に発動した」と言及。この措置は「(6月の)大阪での両国首脳会談の合意に著しく背く」と非難した上で、「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。中国はWTOのルールに基づいて、自国の合法的な権益を守るとした。

 中国は1日、米側の制裁関税への報復として、約750億ドル分の米産品のうち原油や農産物など1717品目に最大で10%の追加関税を即座に発動した。

 中国はこれまでも米側が発動した制裁関税をめぐってWTOに提訴している。