ベトナム、再生エネルギー生産量を拡大 50年まで 段階的に43%
ベトナムは、再生エネルギーの生産量拡大を強化する。発電量全体に占める割合を2015年の35%から20年には38%に引き上げ、50年に43%を目指す。国営ベトナムニューズが伝えた。
再生エネの生産量では、15年の580億キロワット時から20年に1010億キロワット時、30年に1860億キロワット時、50年に4520億キロワット時に段階的に引き上げていく。
ベトナム・エネルギー協会のグエン・バン・ブイ副会長は、「わが国は長い海岸線と気象条件により、再生可能エネルギー資源の開発で大きな可能性がある。水力、風力、太陽光、バイオマス、地熱、バイオ燃料に有利な条件が整っている」と話す。
調査によると、ベトナムでは30年までに、小規模水力発電により約8000メガワット、風力発電で200メガワット、バイオマス発電で3000メガワット、太陽光発電で3500メガワットの発電が可能なことが分かった。既に18年末までに、8つの太陽光発電施設(総生産量243メガワット)と10基のバイオマス発電所(同212メガワット)に加え、小水力発電所285カ所(同3322メガワット)を実現している。
ベトナム電力グループ(EVN)は100を超える太陽光発電プロジェクトと電力購入契約を締結しており、そのうち2つは86メガワットの総容量で稼働している。また、これまで中規模および大規模の水力発電所を除く再生可能エネルギーによる発電は、国の発電量の2.1%を占めている。
ベトナム商工省電力・再生可能エネルギー局のド・ドゥック・クアン副局長は「再生可能エネルギーの開発を促進するため、固定価格買い取り制度など各種メカニズムに関する提案を政府に提出した」と述べた。
一方で、再生可能エネルギーの急速な成長は、高い投資コストや電力送電網インフラの整備、土地の需要など、いくつかの課題も生み出していると、クアン氏は指摘する。(シンガポール支局)