群馬県、豚コレラ対策本部を前倒し設置 イノシシ捕獲強化へ「予算化」明言

 
豚コレラ対策をめぐり、テレビ会議で群馬県の山本知事と話し合う福田知事=4日、県庁

 群馬県は7日、県内で初めて野生イノシシの豚(とん)コレラ感染が確認されたことを受け、対策本部を設置した。同日午前に県庁で初会合を開き、山本一太知事は「関係部局が情報を共有し全庁を挙げて対策に取り組んでいく」と述べた。

 対策本部は通常なら飼育豚への感染の確認を受けて設置するが、山本知事は冒頭のあいさつで「野生イノシシの感染確認で新たなステージに入り、緊急性にかんがみて本部を設置した」と説明した。

 主な感染経路となっている野生イノシシの捕獲を強化する必要性があると強調。自民党県議団の意向も踏まえながら、「新たな政策パッケージを打ち出す。一刻も早く予算化する」と明言した。

 一方、蔓延(まんえん)防止のためには農場での消毒の徹底が必要として、県は全養豚農家に「消毒命令」を通知したことも明らかにした。

 この日の会合には農政部など各部局長らが出席。豚コレラをめぐるこれまでの経過や飼育豚への感染が発生した場合の対応について情報を共有した。

 県は、野生イノシシの感染が判明した藤岡市などの計13カ所の「監視対象農場」の飼育豚計約7900頭について、同日午前までに異常のある豚は見つかっていないとしている。