FCA赤字、GM減益 米自動車大手7~9月期
米国に地盤を置く自動車大手3社の2019年7~9月期決算が31日、出そろった。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は主力の米国市場で利益率が向上したものの、欧州のリストラ費用を計上した影響で純損益が1億7900万ユーロ(約210億円)の赤字に転落した。
ゼネラル・モーターズ(GM)は、従業員のストライキが10億ドル(約1千億円)の減益要因となり、純利益が前年同期比7%減の23億5100万ドル。フォード・モーターは57%減の4億2500万ドルに落ち込んだ。両社とも世界最大市場の中国で苦戦が続いた。
売上高は、フォードが2%減の369億9千万ドル、GMが1%減の354億7300万ドル、FCAは1%減の273億2200万ユーロ。世界販売台数は、GMが6%減の186万9千台、フォードが8%減の124万4千台、FCAが9%減の105万9千台だった。(共同)
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