対韓輸出管理、経産相が従来見解強調 「他国と協議して決定する問題ではない」

 
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 梶山弘志経済産業相は19日の閣議後記者会見で、韓国政府が撤回を求めている半導体材料の対韓輸出管理の厳格化に関し「輸出管理の(国内)運用の見直しだ。他国と協議して決定する問題ではない」と述べ、従来の政府見解を改めて強調した。

 輸出管理厳格化をめぐっては、世界貿易機関(WTO)の紛争解決手続きに基づく日韓の2回目の2国間協議が19日、スイス西部ジュネーブのWTO本部で開かれる。梶山氏は「日本の立場をしっかりと主張する」とした上で、協議の見通しについては「予断を持って答えるのは難しい」と話した。