安全運転サポカー購入に10万円助成 経済対策に予算計上検討

 

 政府が来月まとめる経済対策に、自動ブレーキなど先進的な安全機能を備えた「安全運転サポート車(サポカー)」の購入補助を盛り込むことが21日分かった。65歳以上を対象に、新車購入時に10万円をめどに助成する方向で検討している。高齢ドライバーによる交通事故を防ぐとともに、自動車メーカーの技術開発やサポカーの普及を促すのが狙い。

 軽自動車は7万円をめどとし、販売済みの車に安全機能を後付けする場合も対象にするよう検討している。経済対策の重点事項の一つとして、2019年度補正予算案と20年度当初予算案に費用を計上する。

 自動ブレーキのほか、アクセルとブレーキを踏み間違えた際に急加速を抑えたり、走行中に車線からはみ出しそうになると警報が鳴ったりする機能は、いずれも新車への搭載率が8割程度に高まっているが、車両価格は割高になる。また、車の使用年数も近年延びる傾向にあるため、サポカーへの乗り換えや、安全機能の後付けを促す施策が必要とされている。

 警察庁によると、運転免許の保有者数に対する死亡事故件数の割合は、75歳以上になると急増する。東京・池袋で4月、高齢者が運転する車により母子2人が死亡する事故が起きるなど、高齢ドライバーの事故対策が急務になっている。