香港、新型コロナで海上レストラン営業休止

提供:中国新聞
営業休止となった「珍宝海鮮舫」。休止前には向かいから記念撮影する人の姿も(中国新聞社)
「珍宝海鮮舫」は伝統文化の特色があふれ、数々の映画の舞台にもなった(中国新聞社)

 香港で40年以上の歴史を持つ海上レストラン「珍宝海鮮舫(珍宝王国、ジャンボ・キングダム)」は、感染により肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの影響で、営業を一時休止した。公式ホームページ上で発表された。

 香港南区深湾の海上にある珍宝海鮮舫は1976年に開業。2002年に新濠国際発展(メルコ・インターナショナル・デベロップメント)傘下入りし、翌年改修された。ホームページによると、これまでに同店を訪れた来店客は延べ3000万人を超える。

 同店は長さ76メートル、幅22メートル、高さ28メートルで、排水量は3300トン、面積は4万5000平方フィート(約4200平方メートル)。最大2300人を収容可能で、“世界最大の海上レストラン”とも称される。高齢者の誕生日や結婚披露宴、春節(旧正月)の集まりなどで利用されていた。(中国新聞社)