海外情勢

中国・深センでモーターショー開催 新型コロナ後の市場占う

中国新聞

 中国広東省深セン市で、「2020年粤港澳(えつこうおう)大湾区国際モーターショー・新エネルギー車およびスマートカーショー」が20~28日の日程で開催されている。同市で新型コロナウイルスの感染が抑制されて以降、初めて再開された展覧会で、中国3大モーターショーの幕開けともなる。

中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)や米同業テスラ、トヨタ自動車、独アウディなど国内外から102の自動車ブランドが参加(中国新聞社)
中国広東省深セン市で開催中の「2020年粤港澳大湾区国際モーターショー・新エネルギー車およびスマートカーショー」。コンパニオンを含め参加者にはマスクの着用や体温測定が求められている(中国新聞社)

 深センコンベンション・エキシビションセンターで行われ、会場規模は13万平方メートル。102の自動車ブランドが参加し、出展車両は1000台近くに上る。

 同モーターショーの関係者は、「深センは1人当たりの自動車購入単価、買い替えスピード、新エネルギー車(NEV)の年間販売量でいずれも全国トップ。今回の展示会を今年下半期から来年にかけての自動車市場を占う重要なサンプルと位置付けている業界関係者は多い」と話す。(中国新聞社)