株価・外為
東証反発、一時200円超上昇 米株高が追い風
21日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。米株高傾向を追い風に買い注文が入り、一時200円超上昇。20日に終値として約1週間ぶりに割り込んでいた節目の2万3000円台を回復する場面があった。ただ円高ドル安進行が響き、買いの勢いは次第に鈍った。
午前終値は前日終値比73円04銭高の2万2953円66銭。東証株価指数(TOPIX)は5・15ポイント高の1604・35。
20日の米株式市場は経済指標の悪化が重荷だった。だが新型コロナウイルス流行に伴うデジタル化の加速で成長する巨大IT企業を中心に買われ、ダウ工業株30種平均など主要3指数がいずれも上昇した。21日の東京市場でも投資家心理が改善し、ハイテク関連銘柄などが買われた。
一方、外国為替相場は1ドル=105円台の円高水準で推移し、日本企業の収益を圧迫するとの懸念も生じた。