海外情勢

米コロナ死者30万人超す ワクチン接種が本格化 

 【ワシントン=住井亨介】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスによる米国の累計死者が14日、30万人を超えた。累積感染者数は1640万人超で、いずれも世界最多。米製薬大手ファイザーのワクチン接種は同日、全米各地で本格化したが、一般国民に行き渡るのは春ごろとみられており、集団免疫の効果が現れるにはなお時間がかかる。

 アザー厚生長官は14日、首都ワシントン市内の大学病院での接種に立ち会い、「ワクチンは非常に効果的だ。接種することであなた方や家族、米国民の健康と安全を守ることになる」と述べ、積極的な接種の必要性を強調した。

 国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は米MSNBCテレビに出演し、一般国民の接種は「来年3月終わりから4月初めになる」との見通しを示した。

 米国での新型コロナ感染状況を分析している「COVID トラッキング・プロジェクト」によると、13日現在の全米の入院者数は10万人超で、各地で集中治療室(ICU)が不足気味。米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は「2月までに45万人近くの死者が出るだろう」と警戒している。