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大阪知事、緊急事態要請へ 20日に正式決定
大阪府の吉村洋文知事は19日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないとして、緊急事態宣言の発令を政府に要請する方針を明らかにした。府庁で記者団に答えた。5日の蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用から約2週間が経過しても1日当たりの新規感染者は千人を超え、重症者が確保病床数を上回る危機的状況が続く。人と人の接触をさらに抑えるため、対策の強化が必要と判断した。20日に対策本部会議を開き、正式決定する。
府内では18日に過去最多の1220人の感染が確認された。千人を超えるのは6日連続。入院中の重症者は最多の286人で、確保している重症病床248床だけでは足りない状況だ。うち42人が軽症・中等症病院から転院せず、治療を続けている。
府内の感染状況と医療体制は、直近7日間の人口10万人当たりの新規感染者数をはじめ政府の対策分科会が示す6指標全てで、緊急事態宣言の目安となるステージ4(爆発的感染拡大)に達している。
これまで吉村氏は、政府が宣言を発令する場合「人の流れを抑えなくてはいけない。より厳しい、広範囲での休業要請が必要だ」と指摘。現時点で営業時間短縮を要請している飲食店に加え、百貨店やテーマパークなどの大型商業施設も休業要請の対象にすべきだとの考えを示している。
府は5日以降、重点措置の対象である大阪市内の飲食店に対し、午後8時までの時短営業やアクリル板の設置、換気の徹底などを要請。府民には不要不急の外出自粛を求めている。