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岸防衛相、英空母「クイーン・エリザベス」視察

 岸信夫防衛相は6日、米海軍横須賀基地(神奈川県)に寄港中の英海軍最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を視察した。同空母の日本寄港は初めてで、岸氏は視察後、記者団に「インド太平洋地域の平和と安定に対する英国の強い意思を感じることができた」と強調した。

英海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を視察した岸信夫防衛相(中央)=6日、米海軍横須賀基地(神奈川県)
英空母「クイーン・エリザベス」の甲板でスティーブ・ムーアハウス司令官(右)から説明を受ける岸信夫防衛相=6日午後、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地(代表撮影)

 クイーン・エリザベスを中心とする空母打撃群にはオランダのフリゲート艦「エフェルトセン」も加わっており、岸氏は海上自衛隊横須賀基地(同)でエフェルトセンも視察した。自衛隊は今回の空母打撃群の寄港を捉えて日英米蘭の共同訓練を実施しており、覇権的な海洋進出を強める中国を牽制(けんせい)する狙いがある。