世界のタクシーを壊滅させるUber 「俺たちの仕事がなくなる」と猛反発 (2/7ページ)

2014.6.29 07:00

 リンカーン・タウンカーやBMWの7シリーズ、ベンツのW221といった大型高級車でのゴージャスなサービスを展開し、タクシーと差別化を図ったユニークなビジネス戦略がいち早く注目を浴び、11年に入るとシアトル(ワシントン州)やニューヨーク市、シカゴなどにサービス範囲を拡大。

 この年の暮れにはゴールドマン・サックスといった投資銀行やネット通販、米アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)兼会長らから計3200万ドル(約32億円)の出資を集め、欧州への本格進出を宣言。その足がかりとしてパリでサービスを開始します。

 12年に入ると、4月にはシカゴでは低価格タクシーのサービスも開始。7月にはロンドンでもサービスをスタートさせ“90人の運転手がベンツやジャガーでやってくる”と大いに話題となりました。現在、サービスは世界37カ国128都市にまで広がっています。

 サービスの内容をもう少し詳しくご紹介しますと、スマホのGPS(位置情報機能)を使ってハイヤーを呼び出し、有料で乗車できるというものですが、アプリが表示する地図にハイヤーを呼び出す位置を入力すると、アイコンがリアルタイムで動き出し、車の現在位置や到着までの所要時間、目的地までの概算料金といった情報も表示してくれます。地図には運転手の顔写真や名前が表示され、こちらから運転手に直接、電話連絡することも可能です。

運転手はウーバー側に“顧客仲介料”として乗車料金の何%かを支払います

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