【ビジネスアイコラム】海江田氏の政治信条 臨時国会で注目 (2/2ページ)

2014.10.6 05:00

 「政治はやはり、強者の論理ではなく、政治の助けを求めている人々の声に耳を傾け、そうした人々(=弱者)のために力を尽くさなければならないと考えています」というホームページに掲げた海江田氏の政治信条は、グラムシ氏の思想と重なり合う。

 海江田代表は「団塊の世代」である。安倍首相の祖父である、岸信介内閣を退陣に追い込んだ「60年安保」とその後の「70年安保」時代に青春を過ごした人々は、マルクスの「資本論」を講じる「政治経済学」の洗礼を浴びている。資本主義の分析によって、さまざまな矛盾を明らかにするものである。

 グラムシ氏の研究家である海江田氏に、記者会見の際に「欧州の社会民主主義に影響を与えた彼の思想から、民主党はリベラルの旗を掲げてはどうか」と尋ねたことがある。「時代が違いますから」と質問をかわされた。

 ポスト団塊の世代の安倍首相のブレーンに、市場の役割を重視する新古典派経済学者が目立つのは、ある意味で世代間闘争のようにもみえる。

 大学教育の現場では、海江田氏の母校の慶応大学をはじめ、主要な大学でいまも「政治経済学」は経済学の基礎科目になっている。(シンクタンク代表 田部康喜)

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