【ビジネスアイコラム】法人減税で「サプライズ」なるか (1/2ページ)

2014.10.29 05:00

 「このままではアベノミクスは、アベNOミクスだ」-。旧知の米国人エコノミストの訪問を受けたある閣僚は、そんな厳しい評価を聞かされて驚いたという。アベノミクスは口先ばかりで実行が伴わない、というのだ。もともとそのエコノミスト氏はアベノミクス支持者で、6月に安倍晋三内閣が閣議決定した成長戦略「日本再興戦略 改訂2014」も高く評価していた人物だった、という。それがここへきて評価を一変させている、というのだ。

 日本株に注目していた外国人投資家の多くは、アベノミクスに疑念を抱き始めている。1本目の矢である大胆な金融緩和の効果が明らかに薄れてきたと見ているのだ。消費税率引き上げの影響がジワジワと広がり、足元の消費の弱さが目立ってきた。2本目の矢である機動的な財政出動も、建設現場の人手不足で、予算を積み上げても消化できない。

 本来は1本目と2本目で景気に火がついたところで、3本目の矢である成長戦略が徐々に効果を上げてくるというシナリオだったはずだが、改革はなかなか具体的な行動になって表れてこない。そういら立っているのである。

 「農協改革だって年内にまとめる方向で、やるべき事は着々とやっているのだが」と安倍官邸の改革派はぼやくが、なかなか外国人に伝わらない。安倍首相が繰り返し海外で行ってきたスピーチの評価が高く、改革期待を盛り上げた反動とも言えなくもない。それだけに、具体的な中身への期待度が高まっているわけだ。

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