【よむベトナムトレンド】缶詰業界 安い人件費求め外資進出相次ぐ (1/2ページ)

2015.3.25 05:00

ベトナムでは他の東南アジア諸国など外資系企業による缶詰工場の進出が相次いでいる。写真はタイの缶詰工場(ブルームバーグ)

ベトナムでは他の東南アジア諸国など外資系企業による缶詰工場の進出が相次いでいる。写真はタイの缶詰工場(ブルームバーグ)【拡大】

 缶詰が食卓にのぼることが多くなってきている。2014年の缶詰市場は6700億ドン(約3200万ドル=約38億3170万円)と小さいが、前年比12.2%増と食品全体の7.3%に比べても成長率が高く17年には9300億ドンとなる見込みだ。成長の背景としては生活が忙しくなってきたことがもちろんあるが、缶詰の種類も豊富になり需要に応えている。昔はパテ、ひき肉、油漬けの魚くらいだったが、最近はトマトと魚、ハーブと鶏肉など野菜と魚・肉・鶏を合わせて煮たものが人気だ。

 分類すると魚・海産物が55%と過半を占め、野菜と果物が次ぐ。業界は特に海産物の輸出により成長してきた。品質に厳しい欧米も主要顧客である。

 ◆魚・海産物が過半数

 主な事業者はシェア29%のVissan(ビッサン)と13%のHalong Canfoco(ハロン缶詰食品)で、いずれも古い国営企業だが民営化済み、またはその方向にある。ビッサンは南部でシェア38%、ハロンは北部で47%とすみ分けている(13年)。ところが輸入品や外国資本との競争で国内企業のシェアは低下傾向にある。輸入缶詰はヨーロッパ、マレーシアなどからで市場の3割ほどを占めている。国内品よりやや高いが若干の高級感がある。例えばマレーシアのAyam(アヤム)は10種類以上の魚缶詰を販売するが価格差は15%ほどだ。今後「アセアン貿易協定」の発効により関税は0%となり伸長が見込まれる。

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