“爆買い”中国人が「人間ドック」へ殺到…なぜ? 日本観光の合間に受診 (1/3ページ)

2015.10.25 17:03

路上に座り込み、買い込んだ商品をスーツケースに詰め込む中国人旅行客。こういった姿もすでに珍しくなくなったが、訪日中国人は健康面でも日本に興味を示している=10月4日、東京・銀座の中央通り

路上に座り込み、買い込んだ商品をスーツケースに詰め込む中国人旅行客。こういった姿もすでに珍しくなくなったが、訪日中国人は健康面でも日本に興味を示している=10月4日、東京・銀座の中央通り【拡大】

  • 陽電子放射断層撮影(PET)検査とコンピューター断層撮影(CT)検査が同時にできるPET-CT装置。訪日中国人の間では「爆買い」だけでなく、こうした医療装置をつかった人間ドックなどにも関心が高まっているという
  • 9月30日に関空で行われた「爆買い」観光客への啓発のためのティッシュ配り。来日する中国人の関心は「爆買い」から徐々に変わりつつある
  • 中国建国66年の国慶節を迎え、北京の天安門広場で国旗掲揚式を見る大勢の人たち。訪日する中国人の「爆買い」は日本経済を底上げしているが、買うだけじゃなく健康志向の「診る」ことにも関心が強まっている=10月1日(新華社=共同)

 今年も国慶節の始まりとともに来日した中国人が店頭に殺到し、さまざまな商品を大量に買い集める「爆買い」が注目を集めた。ただ、最近はその中国人の行動パターンにちょっとした変化が表れているという。日本旅行の際、「爆買い」だけに注力するのではなく「診察体験」を新たに加えるケースが出始めている。来日中国人らは“神薬”と呼ぶ日本の医薬品も大量買いすることが知られているが、中には観光旅行を楽しむ合間に「人間ドック」を受けるなど、トータルで200万円近くにもなるツアーで日本が世界に誇る健康診断を利用する富裕層もいるという。

 内視鏡検査まで

 日本政府は成長戦略の一環として、医療ツーリズムを推し進めており、日本国内の医療機関を利用してもらうために中国だけでなく世界各国から日本に招き入れるようとしている。

 日本国内の旅行会社でもこうした動きを受けて、訪日プランの中に日本の医療機関での健康診断を組み入れるケースが出ている。中には全身PET-CT検査、頭部MRI、腫瘍マーカーなど人間ドック並みの検査項目がずらりと並ぶプランも用意されている。来日した中国の観光客は日本国内での観光や「爆買い」を満喫する合間にあらかじめ予約していた健康診断を受けるというわけだ。

平均的なツアー費用は3泊4日で総額約180万円

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