北京で行われた「乳業生態圏互助連盟」の始動式=2015年11月(中国新聞社)【拡大】
中国で、乳業関連企業が互いに連携して共存していく「乳業生態圏(エコシステム)互助連盟」が設立され、先ごろ北京で始動式が開かれた。
同連盟は中国農業大学、国家乳牛産業技術システム、乳業技術サービス連盟、蒙牛乳業集団が共同で設立。理事長に国家乳業産業技術システムの李勝利首席科学者が就任、副理事長には蒙牛乳業乳源(牧場)システムの郭小岑総経理が就き、連盟の秘書長には中米乳業研究センターの楊敦啓・弁公室主任が就任した。
式典では、各組織の代表が「乳業生態圏互助連盟公約」に調印。乳製品の品質を最重要事項とし、共存共栄の発展理念を実践、集約化や標準化を推進し、世界の先進的資源を統合、産業チェーン全体の共同発展を進めることを取り決めた。
李理事長は「牛乳の品質や安全を効果的に保障し、行政の監督に依存せず、思想を転換して乳牛産業の質の高い技術や人材、プラットホームを統合することこそが、乳製品の健全な発展の神髄だ。管理能力と技術を直接牧場に伝えることが最重要となる」と述べた。