【飛び立つミャンマー】高橋昭雄・東大教授の農村見聞録(34) (1/3ページ)

2016.2.26 05:00

タイとミャンマーの国境を流れるムーイ(タウンジン)川を渡るボート。対岸はタイのメーソット(1月、ミャワディ側から筆者撮影)

タイとミャンマーの国境を流れるムーイ(タウンジン)川を渡るボート。対岸はタイのメーソット(1月、ミャワディ側から筆者撮影)【拡大】

 ■AEC発足直後のタイ-ミャンマー国境へ

 アジアハイウェイ1号線の一部、南シナ海に面するベトナムのダナンからラオス、タイを経てインド洋に面するミャンマーのモーラミャインに至る全長1450キロは、東西経済回廊と呼ばれ、昨年末に発足したAEC(東南アジア諸国連合=ASEAN=経済共同体)内の物流の大動脈となることが期待されている。しかし、ミャンマーのタニンダーリー(テナセリム)山脈を越える険しい山岳地帯は難所である。

 特に、タイ-ミャンマー国境の町ミャワディから18キロの距離にあるティンガンニーナウンとコーカレイッとの間の44キロは、上りと下りが1日ごとに交代する一方通行のくねくね道で、トラックで6、7時間もかかる、同回廊のボトルネックとなっていた。ここに、タイの無償資金協力により28キロの新ルートが開設され、昨年8月30日に開通式が行われた。この新道路を今年1月、パアンからミャワディまで、実際に走ってみた。

 ◆切符売りは警官

 パアンからコーカレイッまでの103キロは、ミャンマーの典型的な「ハイウエー」である。片側「半車線」で、大型車とすれ違うと車輪が土の路肩に出てしまう、つぎはぎだらけで凸凹がある薄いアスファルトの道路で、四輪駆動車で2時間かかった。トラックなら3時間といったところであろうか。

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