女性パイロット増やせ アジア航空業界、利用者拡大で人員不足直面 (1/3ページ)

2016.4.7 05:00

ボーイング747の操縦席に座るエバー航空の副操縦士、ソフィア・クオ氏。航空需要の急増で、パイロット職への女性活用が急務となっている(ブルームバーグ)

ボーイング747の操縦席に座るエバー航空の副操縦士、ソフィア・クオ氏。航空需要の急増で、パイロット職への女性活用が急務となっている(ブルームバーグ)【拡大】

 航空需要の急増により、アジアの航空業界は今後、決定的なパイロット不足という課題に直面する見通しだ。こうした中、航空各社は女性パイロットの積極的な養成を迫られている。

 ボーイング・フライト・サービスのバイスプレジデント、シェリー・カーベリー氏によれば、アジアでは新規の航空利用者は年1億人のペースで拡大している。同社は、こうしたアジア新興中間層を全てカバーするためには、今後20年間で22万6000人のパイロットが新たに必要になると予測している。カーベリー氏は「成長のため必要な需要は計り知れないほど大きい。性別への偏見は脇に追いやらなければならない」と指摘する。

 ◆養成急務も経験課題

 米女性飛行家のアメリア・イアハートが女性として初めて大西洋単独横断飛行に成功してから80年余りが経過しているが、女性パイロットは依然、希少な存在だ。国際女性エアラインパイロット協会(ISWAP)の会長であり、エールフランスKLM傘下の格安航空会社(LCC)トランサヴィアで機長を務めるリズ・ジェニングス・クラーク氏によれば、世界の女性パイロットの割合はわずか5%程度にすぎない。

 台湾の航空会社、エバー航空で副操縦士を務めるソフィア・クオ氏(35)も数少ない女性パイロットの一人だ。パイロットの制服を着用して国際空港を歩いていると、クオ氏はいまだに「わあ、女性パイロットだ」とか「女性に航空機を操縦できるのか」「きっと優秀なんだろうなあ」といったささやき声を耳にするという。

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