ジェネリック製造大国・インドに宣戦布告 製薬業界と戦う米国の男性 (2/4ページ)

2016.4.7 05:00

インドの製薬会社ランバクシー本社。同社に対して内部告発を行ったディネッシュ・タクール氏は、インドにおける医薬品製造の安全性を高めようと、今度はインド政府との戦いに臨んでいる(ブルームバーグ)

インドの製薬会社ランバクシー本社。同社に対して内部告発を行ったディネッシュ・タクール氏は、インドにおける医薬品製造の安全性を高めようと、今度はインド政府との戦いに臨んでいる(ブルームバーグ)【拡大】

 「政府はインド製医薬品には何の問題もないと言い張っているが、そうした主張にはもううんざりだ」と語る。だが改革となると、実現するにしても何年もかかる可能性があるとタクール氏は認める。

 タクール氏は1月後半に2件の申し立てを行った。その訴えによると、インド政府は既存薬の再利用を不法に認めており、緩い規制の下で販売されている不良医薬品は本来なかったはずの死をまねき、薬剤が効かなくなる現象である薬剤耐性化をもたらす可能性がある。

 米国において内部告発者は、政府が回収する和解金の最大3分の1を受け取れる場合が多い。タクール氏は報酬金4800万ドルの一部を対政府訴訟の費用に充てた。彼が情報要求の申し立てによって入手したデータは、中央政府を含む37の規制当局における医薬品承認システムの概要をつかむのに役立った。同氏は、政府が薬事規制を統一化し、情報共有の改善を図ることを求めている。

 「これは非常に重要な問題だ。インドが取り組むべき問題であり、何らかの法的措置が求められる」と、米ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院のピーター・バーマン教授(国際保健学)は話す。「インドでは、政府内で規制強化を適切に進めるために一連の手順を踏む必要がある。国は必ずしもこの問題に対して同じレベルの懸念と熱意を抱いていない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。