FOMCで4月利上げに賛否両論 3月中旬会合の議事録で判明

2016.4.7 08:46

 【ワシントン=小雲規生】米連邦準備制度理事会(FRB)が6日公開した3月15、16日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、4月26、27日に開かれる次回FOMCでの追加利上げに賛否両論が出ていたことが分かった。イエレン議長は海外経済の低迷が米国に波及することなどへの懸念を強調しており、市場では追加利上げは6月以降とみられているが、FRB内に景気過熱することへの警戒感が強まっていることが示された。

 議事録によると、3月のFOMCでは数人の参加者が、緩やかな成長や雇用の改善、物価上昇率の2%に向けた上昇が今後も続けば、「4月の追加利上げは正当化される」との意見を表明。これに対して別の数人の参加者は4月の追加利上げについて「不適切」と主張した。

 一方、参加者は足下の米国経済は緩やかに拡大しているが、今後の海外経済の動向が米国にとって不安要素であるとの見方で一致。3月の追加利上げは見送られた。ただしカンザスシティー連銀のジョージ総裁は追加利上げを行うべきだと主張。雇用や物価の改善傾向を理由に、利上げペースが遅くなれば「金融市場のゆがみを大きくし、経済へのリスクを高める」としていた。

 イエレン氏は3月29日の講演で「金融政策の正常化は慎重に進めるのが適切と考えている」と述べ、4月の追加利上げに消極的な立場を示した。このため市場では議事録の発表後も4月の追加利上げは見送られるとの見方が大勢だ。

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