金属取引、輝き失うロンドン 米中で高水準もLME低迷 (1/2ページ)

2016.5.18 06:09

英ロンドン金属取引所(LME)の立会場で働くトレーダーやブローカーら(ブルームバーグ)

英ロンドン金属取引所(LME)の立会場で働くトレーダーやブローカーら(ブルームバーグ)【拡大】

 世界の金属取引の“メッカ”が英ロンドンから中国と米国へ移りつつある。中国と米国の取引所では金属の取引高が数年ぶりの高水準に達しているのに対し、100年以上にわたって世界の金属市場の中心だったロンドン金属取引所(LME)では低迷しているためだ。

 LMEでは銅やアルミニウムなど主要金属6種の先物取引高が2016年1~4月に10%減と大幅に減少。今年は統計を開始した06年以降で最悪のスタートとなった。LMEの昨年の世界市場における取引高シェアは76%と引き続き金属業界で最も重要な取引拠点。しかし、12年のシェア83%からみると、わずか3年で7ポイントも落としている。

 取引高減少の背景には、商品価格の下落と規制強化、手数料の引き上げ、指定倉庫の規則の厳格化などがある。さらに、銀行やヘッジファンドが金属市場から撤退したことも追い打ちをかけた。このため、市場関係者の間では「LMEの取引高は今後、さらに減少する」との見方が広がっている。

 一方、中国の上海先物取引所と大連商品取引所は投機的な取引が急増しているほか、米ニューヨーク商品取引所(COMEX)の銅取引高が4月に3年ぶりの高水準に達するなど取引高は右肩上がりで伸びている。

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