ロンドンEV、青空宅配 ネット通販激増で大気汚染、トラック制限も (1/3ページ)

2016.5.31 06:03

 ネット通販の配送増加で深刻な大気汚染に見舞われているロンドンで、電気自動車(EV)を活用する実証実験が行われている。

 ◆「4万人が早死に」

 ロンドン市交通局はオール電化車両による輸送で市内最大手の「グニュート・カーゴ」に資金を拠出し、ディーゼル車からEVへの移行を促そうとしている。グニュートはグリーン・ニュー・トランスポート、つまり、環境に優しい新たな輸送という意味だ。グニュート・カーゴには英物流会社DXグループが一部出資。小荷物輸送のオランダのTNTエクスプレスやドイツのヘルメス・パーセルネットなどが顧客として名を連ねている。1日2万個の小荷物を運ぶグニュート・カーゴがロンドンに新風を吹き込むことができるかもしれない。

 ロンドンの大気汚染のレベルは少なくとも2030年までには欧州連合(EU)の定める制限に違反する可能性が高い。またこの問題により、年に4万人が早死にすると英国内科医師会(RCP)は見積もっている。

 大気汚染は政治問題にもなっている。ロンドンはグニュートが提供するような問題解決策のインキュベーターを目指している。5月の選挙でロンドン市長に就任したサディク・カーン氏は、汚れた空気は「われわれにとって喫緊の環境課題だ」と唱え、トラックの運行制限やEVの充電ネットワーク拡充によりロンドンを空気のきれいな場所にすることを公約に掲げた。選挙前の遊説でも有権者に対し、大気汚染問題への取り組みでは「良い意味で急進的な市長が必要だ」と訴えた。

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