マックなどやり玉に「肥満税」導入へ 特定食品に14.5%課税、インド南部で (3/3ページ)

首都ニューデリーの外資系ファストフード店で食事をする若者たち。インドは食生活をはじめ、生活様式の変化が続いている(ブルームバーグ)
首都ニューデリーの外資系ファストフード店で食事をする若者たち。インドは食生活をはじめ、生活様式の変化が続いている(ブルームバーグ)【拡大】

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【用語解説】インドの肥満事情

 インドは経済成長とともに肥満人口が増加している。英国の医学雑誌ランセットによると、2014年のインドの肥満人口は2980万人(うち女性2000万人)で、米国と中国に次いで世界3位となっている。1975年は120万人(同80万人)で19位だった。

 同誌は、肥満が糖尿病や心血管疾患、呼吸障害などさまざまな病気につながると指摘し、急速な都市化や所得上昇、生活様式の変化が新興諸国での肥満の増加につながっていると分析した。世界保健機関(WHO)はBMI(体格指数)25以上を「過体重」、30以上を「肥満」と定義している。

 ただし、インドは体重不足の人口も2億人以上となっており、世界全体の約4割を占める「世界で最も栄養が不足している国」でもある。同国政府は今後、両極端な問題に対して同時に対策を迫られていきそうだ。