バンコク都市鉄道、旅客数が低迷 開業1カ月足らずで運賃値下げ (1/2ページ)

2016.9.21 07:25

バンコクの都市鉄道パープルライン。タイの都市鉄道で初めて日本製車両が導入された=8月6日(共同)
バンコクの都市鉄道パープルライン。タイの都市鉄道で初めて日本製車両が導入された=8月6日(共同)【拡大】

 タイの首都バンコクで8月に開業した都市鉄道「パープルライン」の旅客数が想定を大幅に下回っている。開業後2週間の1日当たりの旅客数は当初予測の約6分の1に低迷した。高い運賃と利便性の欠如などが要因だ。計画が予定通り進んでいないといった問題点が指摘されるなか、開業から1カ月足らずで運賃引き下げを決めるなど、前途多難な出発となった。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 パープルラインは、バンコク北部タオプーンと北部ノンタブリ県バンヤイを結ぶ16駅、総延長23キロの高架鉄道だ。悪化するバンコクの交通渋滞の緩和に向け2009年に着工。事業費は日本の円借款で賄われ、JR東日本、丸紅、東芝の企業連合が車両製造や信号システム、メンテナンスなどを手掛ける。

 タイ大量高速輸送公社(MRTA)は当初、同鉄道の1日当たりの旅客数を12万人と予測していた。しかし、開業後2週間の旅客数は同2万人にとどまった。

 旅客数が伸びない要因として、割高な運賃が挙げられる。同鉄道は開業時初乗り運賃を14バーツ(約40円)、全区間の運賃を42バーツと設定した。

一方、同じルートのバス運賃は25バーツだ。旅客数低迷を受け…

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