韓国、EV普及で世界に遅れ メーカー及び腰、インフラ整備は足踏み (1/3ページ)

現代自動車のEV「アイオニック・エレクトロニック」製造ライン=韓国南東部蔚山市(ブルームバーグ)
現代自動車のEV「アイオニック・エレクトロニック」製造ライン=韓国南東部蔚山市(ブルームバーグ)【拡大】

 韓国は、電気自動車(EV)の普及に時間がかかりそうだ。現地紙コリア・タイムズによると、同国政府は国内でのEV普及拡大に注力するとしているものの、インフラ整備が足踏み状態で、地場メーカーも世界の競合に後れをとっている。

 韓国政府は、EVの普及拡大策として2010年から購入者に対して税制優遇措置と補助金支給を行っている。しかし、今年9月までのEVの累計販売台数は約8000台で、中国の16万3000台、日本の3万台に及ばない。

 地場最大手の現代自動車が今年7月にEV「アイオニック・エレクトロニック」を発売するなど新しい動きもみられるが、専門家は地場勢が世界のEV市場の潮流から取り残されていると分析する。

 例えば、アイオニック・エレクトロニックは走行距離が1回の充電で190キロだが、米ゼネラルモーターズの「ボルトEV」は383キロと約2倍だ。米テスラの「モデルS」「モデルX」「モデル3」は軒並み400キロを超える。現代は、18年までに300キロ超のモデルを市場に投入するとしているが、現時点では大きな差が開いている。

「このままでは開発に大金を注ぎ込んでいる他国メーカーとの差が開く一方だ」