17年春運の旅客量、29億7800万人予測

2016.12.13 05:00

 中国交通運輸省によると、2017年の「春運(旧正月を中心とする特別輸送態勢)」期間は1月13日~2月21日で、旅客取扱量は前年比2.2%増の29億7800万人(人数は延べ数、以下同じ)に達する見込みだ。道路は25億2000万人、鉄道は3億5600万人、航空は5830万人、水路は4350万人となっている。

 同省と国家発展改革委員会、公安省、国家安全生産監督管理総局、中国鉄路総公司などは先頃、「17年の春運業務を全力でしっかり行うことに関する意見」を共同で発表。春運の新傾向を正しく把握することや緊急対応能力を高めること、サービス水準向上に力を入れることなどを示した。

 同意見では、特に安全確保を重視。関連企業の責任を強めており、隠れたリスクを排除するよう対策を求めている。

 また信用記録の作成を強化するとしており、航空方面では輸送の秩序を深刻に乱す行為などを記録。鉄道方面でもダフ屋行為や偽乗車券の作成・販売、無賃乗車の当事者を記録する。道路や水路でも業者や運転手の違反が度重なった場合、“ブラックリスト”に記入する。

 中国鉄路総公司によると、春運の学生、労働者向け団体乗車券は今月1日から発売している。(中国新聞社)

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