機能性食品の受理長期化、企業も悲鳴…　政府、迅速化へ第三者機関検討 (2/2ページ)

　長期化の原因は、主に中小企業による事前の準備不足や、書類をチェックする側の人員不足が挙げられる。消費者庁では複数のチームで二重三重にチェックしており、非効率だとの指摘もある。

　第三者機関の設置案は、十分な人員で届け出前の書類をチェックし、消費者庁の負担を軽減するのが狙いだ。委託先として、新設する民間機関や業界団体、政府系の既存組織を充てる案が浮上している。

　規制改革推進会議は、まず消費者庁自身による業務効率化を促す。その進捗（しんちょく）をみながら、第三者機関設置を慎重に議論する考えだ。