ミャンマー、ヤンゴンで公共バス改革 路線数60に削減、サービス改善 (1/2ページ)

ミャンマー・ヤンゴンのバス停留所で行き交う乗客たち(ブルームバーグ)
ミャンマー・ヤンゴンのバス停留所で行き交う乗客たち(ブルームバーグ)【拡大】

 ミャンマーの最大都市ヤンゴンは、公共バスのサービス態勢を全面的に刷新した。現地紙ミャンマー・タイムズによると、ヤンゴン管区運輸局(YRTA)は、路線数を300から60に削減するなどの公共バス改革を16日に開始した。低水準のサービスや運行の遅滞など、悪弊の一掃が目的だ。

 ヤンゴンの公共バスは、これまで300ともされる路線があり、甘い管理体制のもとでバス会社の車両や個人の車両が混然と走行し、渋滞の一因ともなっていた。乗客へのサービス意識も希薄で、夜間料金を勝手に徴収したり、運行の遅れが常態化したりしていたため、利用者からの評判はすこぶる悪かったという。

 YRTAは改善に向け、「ヤンゴン・バス・サービス」(YBS)と名付けた新サービスの導入に踏み切った。YBSは、官民連携(PPP)事業8社が運行会社となり、100~300チャット(約8~25円)の新料金で、運行時間も午後10時までに統一した。

 8社の車両3700台にはYBS登録車であることを示すステッカーが貼られ、全車両はA~Dにランク分けされる。Dランク車両は宣告から3カ月以内に新車両への入れ替えが義務付けられるなど、老朽化防止策も講じた。

 YRTAは今後、3カ月ごとにYBSの検証と改善を行う方針だ。さらに、プリペイドカードによる支払いシステム導入や中央管制センターの稼働を順次進め、年内に改革を完了させるとしている。