グーグルは今週に入りこの問題に対応し新たな措置・方針を打ち出したが、多くの企業はさらなる詳細やその成果を見極めるまで広告掲載を再開しない意向だ。
ポリシー基準上げ
英セインズベリーとBBC、トヨタ自動車、独フォルクスワーゲン(VW)、ハバスは22日、グーグルの発表後もユーチューブから広告撤退の決定に変更はないと説明。製薬大手の英グラクソ・スミスクラインも同日、ボイコットに加わり、「当社の広告を過激なコンテンツと並べて掲載することはとうてい受け入れられない。グーグルにも直接懸念を伝えた」と述べた。
グーグルは個々の顧客についてコメントは控えたが、「当社は広告ポリシーのさらなる見直しを開始し、広告掲載位置への企業の発言力強化に向けた変更を行う旨の公式コメントを発表した。広告企業のいっそうのブランド保護のため広告ポリシーの基準も引き上げる」と表明した。(ブルームバーグ Mark Bergen、Joe Mayes)