干魃インド、怒りの矛先は外資コーラ (4/4ページ)

 一方、ペプシコは15年、タミルナド南部の工場への水搬送に際し、警察の警護を要請した。インディア・リソース・センターによると、水資源が逼迫(ひっぱく)した地域にある飲料製造施設は、地元コミュニティー主導の閉鎖を求める運動の標的になってきた経緯がある。

 インドの帯水層の水位回復の見通しは暗い。13年の国家発展計画委員会によると、地下水系の4分の1以上は塩分が多すぎたり、枯渇しつつあったり、過剰取水されている。その上、国内の河川、湖、その他水面の少なくとも75%は人間や農業廃棄物、産業廃水で汚染されている。

 スウェーデンのストックホルム国際水協会で水管理のプログラムマネジャーを務めるジェニー・グロンウォール氏は「淡水資源の保護に関して、インド政府には大きな動きが見られない。状況は悪化せざるを得ないように思える。水資源保全に向けた3R(リデュース、リユース、リサイクル)の枠組みが根付くまで一般市民は団結して声を上げた抗議を行うだろう」と指摘した。(ブルームバーグ P R Sanjai、Archana Chaudhary)