移民で成り立つ露経済 長引く景気後退、低賃金労働者が不可欠 (2/3ページ)

2017.4.24 05:47

モスクワ中心部のレストランで働く、キルギスからの移民労働者。同郷人と昼食を取り、つかの間の休息を得る(ブルームバーグ)
モスクワ中心部のレストランで働く、キルギスからの移民労働者。同郷人と昼食を取り、つかの間の休息を得る(ブルームバーグ)【拡大】

 原油価格の急落、14年のロシアのウクライナ侵攻に対する西側の制裁に伴って、移民は一時減少したが、現在では再び増加に転じている。ロシア対外貿易アカデミーとガイダル・インスティテュートの調査によれば、15年には16万1000人、2016年には19万6000人の外国人が入国した。

 こうした中、移民政策を取り巻く懸念材料は増加している。外国人労働者の人権問題のほか、移民受け入れに反対する勢力の台頭も見られる。

 中央アジアのキルギスやタジキスタンといった国々から来た労働者は、製造業、小売業、サービス業などに長年にわたり従事し、重要な役割を担っている。彼らは賃金のほとんどを母国に仕送りする。世界銀行の報告書によれば、これらの旧ソ連諸国は、移民労働者による送金への依存度が最も高い国々だ。

 ◆差別など劣悪環境

 工事現場などで働く外国人労働者の待遇は劣悪だ。低賃金や差別などの悪環境の中、日々を生き残るために苦闘している。

 モスクワ郊外では「サマリョート(ロシア語で飛行機)」と呼ばれる巨大建設プロジェクトが進行中だ。18階建ての軍当局者のための住宅を開発するこの計画の名称は、建設現場にほど近い第二次世界大戦の航空兵記念碑に由来している。

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