米永住権を願うインド人の苦悩描く (1/2ページ)

2017.4.28 05:00

トランプ米大統領の移民政策に抗議の声を上げるデモ参加者ら=米ニューヨーク(ブルームバーグ)
トランプ米大統領の移民政策に抗議の声を上げるデモ参加者ら=米ニューヨーク(ブルームバーグ)【拡大】

 米国で一時就労ビザ(査証)を使って働きながら永住権取得を目指すインド人労働者の苦難を描いた長編映画「For Here or To Go?(「店内でお召し上がりですか、お持ち帰りですか?」の意味)」がシリコンバレーの投資家の支援を受け、全米25カ所の映画館で公開された。トランプ米大統領が移民政策の厳格化を目指す中、本作の公開をきっかけに移民問題に関する議論がさらに過熱しそうだ。

 同映画の脚本・プロデュースを手がけたサンフランシスコ在住のリシ・ビラワディカール氏(33)は、全米で100万人以上と推定される高度な専門職向けの一時就労ビザ「H1Bビザ」保有者の一人だ。映画のタイトルはファストフード店などでよく聞かれるものの、渡米したばかりの外国人は戸惑うことの多いフレーズを象徴的に用いたもの。

 3年間有効なH1Bビザの発行数は現在6万5000件に制限されており、毎年抽選で割り当てられる。ビザ保有者は雇用主の援助で永住権(グリーンカード)を申請することもできるが、承認手続きは滞りがちだ。出身国による制限もあり、インドや中国からの移民は10年以上待たされることもある。「同水準の技能を持ったスリランカ人が6カ月で取得する可能性のある永住権を、インド人の私は15年待つことになるかもしれない」とビラワディカール氏は話す。

 映画では、シリコンバレーで臨時雇いのソフトウエア専門家として働く主人公のビベック・パンディットが、起業や結婚など長期的に人生に影響する決断を下せずに苦悩する。

 「これは、自国に持ち帰れない可能性がある高級家具の購入をためらう数十万人の合法的移住者の語られざる物語だ」と、ビラワディカール氏は語った。米シンクタンク、ケイトー研究所の移民政策アナリスト、デービッド・ビール氏によると、永住権の承認を待つインド人労働者は最大200万人に上る可能性がある。

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